導入事例

CASESTUDY 導入事例

株式会社Gio 様

株式会社Gio 様


ヤングレディースカジュアルファッションの企画・製造・販売などを行う株式会社Gio。実店舗を持たず、EC サイトのみで事業を展開して いる同社では、近年の売上拡大に伴い、セキュリティリスクへの懸念が増していました。部分的な対策は実施していたものの、その効 果や対応範囲については十分かどうか、確信が持てずにいました。そこで導入されたのが都築電気の「サイバーセキュリティ経営支援サー ビス」です。今回はそのサービスの導入経緯と成果について、Gio の長田氏、小林氏にお話を伺いました。

株式会社Gio 様

株式会社Gio 物流管理部 長田 基 氏 株式会社Gio 外部CIO 小林 直樹 氏

自社ECサイトのセキュリティ対策状況を診断・評価、必要な対策の優先
順位付けを行い、不審アクセスの監視/検知/対応の強化から着手

導入サービス
サイバーセキュリティ経営支援サービス
アセスメントツールによる網羅的なセキュリティ評価と専門エンジニアによるコンサルティングを通じて、お客様のセキュリティ対策状況を可視化し、対策の優先順位付けや改善案の計画立案をご支援します。アセスメントツールの違いにより、PlanA / PlanB /PlanC をラインナップしており、今回ご採用いただいたのは、外部からの自動診断機能を盛り込んだ最上位のPlanC です。

User Profile

株式会社Gio 様
本社
所在地
〒550-0015 大阪市西区南堀江1-11-1 三共四ツ橋ビル3F
設立2007年01月26日
資本金3,000 万円
従業員100 名(2022 年8 月時点)
事業内容 ファストファッション通販サイト運営
株式会社Gio ロゴ

株式会社Gioは、日本最大級のファストファッション通販サイトを運営。
10代~30代の女性をメインターゲットに"9,999円で全身揃うファストファッションブランド"をコンセプトに低価格で良質な商品を提供している。

導入の経緯

物流管理部 長田基氏

株式会社Gio
物流管理部 長田基氏

- 今回、都築電気株式会社のサイバーセキュリティ経営支援サービスを導入された経緯を教えてください。

当社はここ数年で売上が急激に伸びています。特に2020年からの3年間で、通販サイトの会員数が約1.7~1.8倍に増加しました。それに伴い、社会的責任も増してきたと感じています。
ネット通販専業の当社にとって、サイバーセキュリティ対策は重要な取り組みです。これまでもサイト運用を委託しているITベンダーに定期的に内部診断を依頼していましたが、それだけで十分かどうか、潜在的なリスクが残っていないかという不安がありました。
そんな中、都築電気様からサイバーセキュリティ経営支援サービスの提案をいただき、導入を決めました。(長田氏)

選定のポイント

- その際に当社サービスを選択していただいた理由について、是非お聞かせください。

現状のセキュリティ対策をしっかり診断・評価し、対応すべき課題を明確にし、必要な対策の優先順位を付けることができる点が非常に魅力的でした。これまでも部分的な対策は行っていましたが、それらが効果的かどうかを見極めるのは、自社だけでは困難でした。
今回採用したPlanCでは、外部から第三者の視点で企業のセキュリティ対策を自動診断する機能が提供されており、全世界1,200万社以上の診断データベースを基に自社の現状を客観的に見える化できた、というのが大きなポイントです。
また、都築電気様とは8年前に基幹業務システムの開発を依頼した時からの長いお付き合いがあり、システムに対する深い理解や、丁寧で密なコミュニケーションにも安心感がありました。 (小林氏)

導入の成果

外部CIO 小林直樹氏

株式会社Gio
外部CIO 小林直樹氏

- サービス導入は2023年8月に完了されました。実際の成果あるいはこれから期待されている効果について、教えてください。

自社のセキュリティ対策の現在地点が見えるようになったことが大きな成果です。その結果、今後必要な対策が整理され、優先順位を付けることができました。そしてその第一歩として、2024年1月にEDR(Endpoint Detection and Response)製品を導入しました。
この製品は、従業員が使用するPCやスマートフォンを監視して不審なアクセスや動作を検知し、対応までするためのソリューションです。
導入して数ヶ月経ち、幸いにもまだ実際にインシデントは発生していませんが、EDR製品で何かを検知した場合、その情報を社内にフィードバックすることによる、従業員の情報リテラシー向上にも期待しています。(小林氏)

今後の展望

- 最後に今後の展開と都築電気社へのご要望などをお聞かせください。

今後は、不正アクセス防止のための IDaaS(Identity as a Service)製品の導入を考えています。これは、従業員が使用する複数のサービスのID・パスワードをクラウド上で一元管理するサービスで、2025~2026年までには導入を完了させたいと思っています。
今後も都築電気様には、ネット通販事業に専念する当社従業員でも簡単に利用できる仕組みを前提とした様々な提案をいただけることを期待しています。(長田氏)

株式会社Gio 様
本日はお忙しい中、 貴重なお話をありがとうございました。

インタビュー:2024年8月