高砂香料工業株式会社
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高砂香料工業株式会社 様
個性豊かな⾹りづくりの技術を通して⽇々の⽣活と社会に貢献している⾼砂⾹料⼯業株式会社。
2020年に倉庫管理システムのリニューアルに着⼿した同社は、業務改⾰やデジタル技術の活⽤を踏まえた要件定義とロードマップ作成にあたり、都築電気の「D-VUE® Service」を活⽤しました。
その経緯と成果について、⾼砂⾹料⼯業の皆様にお話を伺いました。
(写真右より)⾼栄産業株式会社 配送センター 副部⻑ 熊⾕ 繁 様
⾼砂⾹料⼯業株式会社 ⽣産本部 物流部 部⻑ 佐藤 聖彰 様
都築電気株式会社 産業営業統括部 第⼀営業部 第三営業課 課⻑ 佐々⽊ 淳、松居 彩乃
倉庫管理システムのリニューアルに向けた課題を整理、抽出、可視化
都築電気のワークショップを通じて「⽬指す姿」を全員で共有できました
- 都築電気導入内容
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D-VUE® Service ※
※DATA/Design-Visualization(見える化) Utilization(利活用)Explainable(理解できる)の略称
DX推進をする上で重要となる『ビジョン策定』から、効果検証や施策を反映する『運用』支援までのプロジェクトのプロセスをワンストップでご提供するサービスです。
デザイン思考アプローチを用いたDX企画構想のワークショップやAI・データ分析技術等によるPoC/PoB、システム構築と運用まで都築電気がワンストップでご支援するサービスです。
今回は顕在化している課題の整理、潜在的な課題の抽出、認識の共有をワークショップで実践しました。
■User Profile
- 高砂香料工業株式会社
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所在地 〒144-8721 東京都⼤⽥区蒲⽥5-37-1 ニッセイアロマスクエア17F 設立 1920年2⽉9⽇ 資本金 92億円 従業員 3,719 名 研究所:13 拠点 ⼯場:25 拠点 事業内容 フレーバー、フレグランス、アロマイングリディエンツ、ファインケミカルの製造・販売(輸出⼊を含む)
⾼砂⾹料⼯業株式会社は28 の国と地域に拠点を設けるアジア随⼀のグローバルな⾹料会社。
⾷品に⾹りや⾵味を付与する「フレーバー」、シャンプーや芳⾹剤などの⾹りに使⽤される「フレグランス」、⾹りの素材となる「アロマイングリディエンツ」、そして触媒やエレクトロニクス産業に使われる「ファインケミカル」、この4つの部⾨を主な事業としている。
1920年の創業以来掲げてきた「技術⽴脚の精神に則り社会に貢献する」を創業精神とし、⾹料業界のリーディングカンパニーとして最先端の研究と開発を続け、⾰新的で価値ある製品を創り出している。
■ワークショップ利用の経緯
⾼砂⾹料⼯業株式会社
佐藤 聖彰 様
- 今回、都築電気のD-VUE Service 「デジタル技術活⽤サポートプログラム」(以下ワークショップ)を利⽤した経緯を教えてください。
導⼊から24年が経過した倉庫管理システム(⾃動倉庫の制御システム)をリニューアルしたいと考えたことがそもそものきっかけです。単なる置き換えではなく、新たな業務改⾰や効率化、これからの時代への適応を⽬指す上でどのようなアプローチが必要だろうと考えていましたが、関係者で知恵を出し合い、議論する機会はなかなかありませんでした。
また、若⼿の従業員がこれからいろいろなプロジェクトや業務課題に取り組む際に、新しい発想が求められることがあると思い、そうした経験の場を設けるのは⼈材育成の⾯でも⼤切だと考えたのです。
- 倉庫管理システムの課題としてはどのようなものがあったのでしょうか︖
当初から認識していたのは、他社システムと連携する際の互換性や、業務の変化への対応といったことでした。一部はオープンシステム化など改良や改善を図ってきましたが、基本が24年前に構築したものなので仕様上の制限も多く、リニューアルが必要と判断しました。
- ワークショップについて、都築電気からはどのような提案があったのでしょうか︖
システムのリニューアルを都築電気さんに依頼すると決定した後、プロジェクト開始までの期間を活⽤して課題や要件の整理、潜在的な課題の抽出などを⾏ってはどうか︖という形でご提案をいただきました。最初に聞いたときはあまりピンと来なかったのですが、提案の中ではいわゆるDXという⾔葉は⼀切使われておらず、課題の整理や可視化を主眼とした内容だったので私たちも納得しやすかったです。
■選定のポイント
- 倉庫管理システムのリニューアルを都築電気に依頼することにした理由を教えてください。
既存のシステムも都築電気さんに構築してもらったもので、⽇頃から課題や実現したいことを相談して、都度ご提案やアドバイスをいただいていました。今回のリニューアルでは複数のベンダーに新たな提案を募りましたが、都築電気さんからのシステムの拡張性を含めた我々の要望に対する提案内容の具体性、開発費などを総合的に評価し判断させていただきました。
■ワークショップの成果
⾼砂⾹料⼯業株式会社
熊谷 繁 様
- 実際にワークショップを経験した印象や成果を教えてください。
オンライン研修の経験がなかったので不安もありましたが、都築電気さんの担当者のリードがとても上⼿で、さほど違和感なく実施できました。これですぐにデジタル思考というものが⾝に付くわけではありませんが、そのきっかけづくりは⼤事だと実感しました。4⽇間のワークショップを通して、次のような成果があったと捉えています。
- デジタルツールの使い⽅を丁寧に教えてもらい、今後もオンラインのワークショップをスムーズに⾏える基礎作りができた
- 参加者がいろいろな視点から意⾒やアイデアを出し、その内容を理解しながら中期ブラン、⻑期プランといった形で取りまとめ、今後⽬指す姿を全員で共有できた
- 若い世代の参加者からは前例にとらわれない思考や意⾒が多くあり、またその⼈の意外な⾯も⾒ることができた
- システムというものに対する考え⽅やアプローチの仕⽅を改めて認識し、よりよいシステムの実現に向けて意識を醸成できた
■今後の展望
- 今後の展開、そして都築電気へのご要望などお聞かせください。
要件定義が完了し、これからシステム構築の本格的な作業へ進んでいきます。ワークショップを経て定めることができた「私たちの⽬指す姿」を具体化していくにあたり、都築電気さんにはコストもさることながら、進歩するデジタル技術を実際の業務に活かせる画期的な提案や実現性のある提案をいただきたいと切に願っています。さらに、双⽅のコミュニケーションを強化し、協⼒しながらよりよい取り組みを続けていきたいと思います。
高砂香料工業株式会社 様
本⽇はお忙しい中、貴重なお話をありがとうございました。
インタビュー:2021年8月現在
※D-VUE® は都築電気の登録商標です。