導入事例 ヤフー株式会社 様
ヤフー株式会社 様
2016年10月 東京ガーデンテラス紀尾井町に移転したヤフー株式会社。
その規模は1 フロアあたり約1000 ㎡ 総配線距離50 万メートル山手線12周越え‼、グループ会社含め およそ9500 名の大規模プロジェクトでした。
都築電気はその中で他の工事業者との調整を行いながら中心となる立場として、移転プロジェクトに参画しました。
今回はそのプロジェクトの現状と評価についてシステム統括本部 情報システム本部 廣瀬本部長 杉野リーダにお話しを伺いしました。
「希望を伝えることによって、よりよい提案をくれる、都築電気なら何とかしてくれるという信頼がありますね」 ヤフー株式会社
- 都築電気導入内容
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- インフラ工事【情報コンセント(LAN)・OA 電源工事・セキュリティカードリーダ用配線工事)TV 共聴設備工事】
- Avaya 電話システム移設、Animo 通話録音システム移設、Animo 通話録音システム増設
- セキュリティシステム
■User Profile
- ヤフー株式会社 様
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所 在 地 東京都千代田区紀尾井町1-3
東京ガーデンテラス紀尾井町 紀尾井タワー設 立 1996年1月31日 資 本 金 8,395百万円(2016年12月31日時点) 従業員数 5,794人(2016年12月31日時点) 事業内容 インターネット上の広告事業、
イーコマース事業、会員サービス事業U R L https://about.yahoo.co.jp/
■本プロジェクトでの役割について
-- 情報システム本部様の業務内容と今回のプロジェクトに関するお立場を教えてください。
主な部門は、プラットフォームよりの開発を行うサイトオペレーション本部とプラットフォーム開発本部、私の所属する情報システム本部があります。情報システム本部では、社内の情報インフラ環境を提供しています。
情報システム本部は、ネットワークやPBX 社内インフラのすべてを管理しているインフラ部隊と人インフラ部隊と会社の管理機能を担う人事システムや経理システムの業務システムの開発を行っているシステム開発部隊の2 部門構成となります。
人数としては、約130名でグループ会社を含めヤフーのインフラすべてを担っています。人数が多いように感じますが、およそ9,500名の働きやすい環境を提供するには、足りないくらいかなと考えています。今回の移転プロジェクトでも、立ち上がりからおよそおよそ1 年ですが、尽力していただきました。無理をさせた部分もあったかなと思います。
-- その中でも今回のプロジェクトでは廣瀬様がさまざまな 業務の中⼼となったと伺いましたが・・・
当初の業務は、主にインフラの⼯事部分の管理を担当していました。本移転プロジェクトが始まったことにより、私の担務が⼤きく広がりました。インフラ⼯事だけでなく、より多くの業務の管理を⾏うことになり、インフラ⼯事業者以外にもさまざまな業者との調整・折衝を⾏う必要がありました。数多くの業者との折衝を⾏う必要があっために、⼀部⼿薄になってしまったところもありました。後々、⼿戻りが多かったなと反省しているところもあります。
その中で⻑年お付き合いしている都築電気には、インフラ⼯事において中⼼となる役割を担っていただき、業務負荷の低減に貢献いただきました。
■今回の移転での⽬的
-- 今回の移転はヤフーとしてどのような⽬的がありましたか︖
これまでも、何度か本社移転はありましたが、その都度チャレンジがありました。今回の移転には、⼤きく3つの狙いがありました。
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①グッド・コンディション
- コンディショニングを整える良質な環境
- 個のチカラの成⻑
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②オープン・コラボレーション
- 創発、双発
- ⼈々が集い交わる交差点
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③ハッカブル
- 常に未完成
- 進化し続ける
システム統括本部
情報システム本部
廣瀬本部⻑
当社ではどこでもオフィス(テレワーク)などの働き⽅改⾰は以前より取り組んでいましたが、より社内の環境を改善し、さらなる働き⽅改⾰へチャレンジするのが⼤きな狙いとなりました。
特にフリーアドレス化は部⾨内だけでなく、すべてのエリアからその⽇の気分で⾃由に働く場所を選ぶことができるというチャレンジでした。
⽇々⼈が交わることで新しいアイディアを得ることができ、新たなものを作ることができるようになるという思いがありましたが、当初はなかなか浸透しませんでした。
1年をかけ、いくつか社内でのイベントを実施し、徐々に浸透しています。
今までは話をしたい時に会議を招集するという⽂化がありましたが、今は、近づいて会話をするというオープンな会議が成⽴しつつあります。
壁に囲われた会議室から、オープンスペースで会話をすることにより、⼈とのコラボーレーションもしやすくなり、コミュニケーション強化と時間の有効利⽤の双⽅に効果がでています。
-- 移転から約1年が経ちましたが、本プロジェクトでの取り組みは働き⽅改⾰につながっていると思いますか?
⼗分つながっています。
当社のどこでもオフィス制度では、連絡がつけばどこでも仕事をしていいことになっています。
そのため、よりセキュリティの⾼いネットワーク環境と、ビデオや⾳声を駆使したコミュニケーションツールを整備するのは必須でした。
本プロジェクトではこのような環境を構築することができたため、働き⽅改⾰にかなりの成果がでていると思います。
テレワーク・デイでは、当社でも率先してどこでもオフィスを実施するようにしたところ、3,300⼈規模で制度利⽤がありました。
安定したテレワーク環境を構築できたと思っています。
私の知る限り、その規模で実施した企業は他になかったかと思います。
■実際の移転はどのような状況でしたか?
移転期間中は、トライ&エラーを繰り返しながら進めていく状況でした。
フロアごとにデザイナーが違うため、レイアウトだけでなく、机や椅⼦などの什器備品も違います。そのため、実際に配置してみるとイメージとは違うことがあり、レイアウトの調整が多数発⽣しました。
そのことを都築電気に伝えると、配線やコンセントの位置をはじめ最適な提案で解決してくれるので、頼りになるなと感じました。
■本プロジェクトにおける都築電気の役割について
-- 都築電気にお願いしてよかったことは何ですか?
今回、都築電気へご依頼いただき、またご評価もいただきました。「都築電気に依頼してよかったこと」を具体的にお話いただけますでしょうか。
システム統括本部 情報システム本部
社内インフラ部 杉野リーダー
1996年のヤフー株式会社設⽴以来、電話⼯事を中⼼にお願いしてまいりました。移転に関わる作業をはじめ、コールセンターの構築・情報通信の設備などを⻑年、お任せしている実績を考慮し、今回のプロジェクトにも当初より中⼼的な役割として参画していただきました。
情報のとりまとめ、個別の業者との折衝など、プロジェクトに参画している業者とのコミュニケーション部分を円滑に⾏っていただいたので、作業の遅延もなく、スケジュール通りに移転できました。
都築電気様の担務外の範囲についても率先して取りまとめを⾏っていただいたことで、当社の負荷はかなり軽減されました。
-- 都築電気にお願いしてよかったことは何ですか?
今回、都築電気へご依頼いただき、またご評価もいただきました。「都築電気に依頼してよかったこと」を具体的にお話いただけますでしょうか。
- 効果① 業務負荷軽減
- プロジェクトの中⼼になってもらうことにより、業者折衝・調整作業の業務負荷が軽減できました。本来、当社で⾏う必要があったことも代理で対応いただき、かなり時間の削減になったかと思います。
- 効果② 均質な施⼯
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オフィスインフラの設計にあたり、あらかじめインフラ設計の指針をパターン化してまとめたインフラ基本設計書という資料を作成しました。各社には本資料を基にして設計・施⼯を⾏っていただきましたが、都築電気様は他社と⽐較しても⾼品質で均質な施⼯をしていただきました。
都築電気様は常に同⼀の施⼯⽅法が守られており、品質の⾼さが感じられました。 - 効果③ 豊富な経験
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本移転では災害対策も含めた堅牢なインフラの確⽴を⽬指しました。
さまざまなところで、⼆重化・冗⻑化の設計がされ、そのための配線はたいへん複雑になりました。
しかし、災害時も本社機能を⽌めてはいけないという強い気持ちがあり、インフラ部分についてはかなり⼿厚く設計していただきました。
実際は⽬に⾒えない部分なのですが、この部分でもノウハウがあるからこそ出るアイディアを出していただき、⼤変参考になりました。
これ以外にも
『当社がやりたいことを、読み取って対応していただける』
『こちらが要望しているものよりも、ワンランク上のサービスを提供していただける』と感じています。
急なお願いで他の業者ならお断りされるシーンもあるのですが、『やりますよ』と⾔っていただけるというのは、
こちらとしては、安⼼して相談できますね。
■プロジェクトを終えて
-- 本プロジェクトを終え、都築電気への印象は変わりましたか?
初めてインフラの仕事をお願いしてから⻑いお付き合いになりました。
今まで多くの作業をご依頼しましたが、3年ほど前に地⽅拠点構築ラッシュの時期がありました。その際にさまざまなロケーションにおいて、⾼品質で均質なサービスを提供していただけているという印象があり、⾮常に信頼感も⾼まっていました。
また、都築電気はヤフーのインフラ仕様を⼀番よく分かっていると思いますし、 ノウハウのレベルも⾼いと感じています。
希望を伝えることによって、よりよい提案をくれる、都築電気なら何とかしてくれるという信頼がありますね。
今回の移転プロジェクトだけではなく、⼤阪や⼋⼾拠点の構築プロジェクトもありましたが、本社移転の経験も活かし、さまざまなところでアイディアをいただいております。
繁忙期には遅くまでお付き合いいただき、私たちの⽴場に⽴って作業いただきました。⼤変感謝しております。
今までも都築電気ならという信頼感がありましたが、今回の移転プロジェクトにおいてより⾼まったと感じています。
このようなところまで、サポートしていただけるのは都築電気しかいないと思っています。
■今後について
-- ヤフーとして今後はどのようなビジョンをお持ちでしょうか?
最適な働き⽅は常に変わっていくため、働き⽅改⾰というのは永遠について回る課題だと思います。
先ほど今回の⼤きなチャレンジの中に『ハッカブル』というキーワードがありました。
これは未完成という意味です。業界が業界ですので完成というものはありませんが、進化し続けるという意識がさらに必要だと思います。
-- 最後に都築電気へのご要望などお聞かせください。
今まではLAN・電話配線⼯事中⼼にご依頼させていただきましたが、他の部分でも中⼼となり、ご提案いただきたいと思っています。
どこに頼んでいいか分からないという場⾯でも、都築電気に頼めば何でも⼤丈夫というイメージがありますので、今後、より幅を広げてコンシェルジュ的な役割を期待したいですし、是⾮、お願いしたいです。
後列:都築) 潮屋さん
前列:都築) ⽯川さん
都築)⻑島さん
ヤフー)杉野リーダー
都築)窪⾕副部⻑
ヤフー)廣瀬本部⻑
ヤフー株式会社様、本⽇はお忙しい中、貴重なお話をありがとうございました。
インタビュー︓2017年10⽉現在